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ばるかん本舗

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〜ばるかん本舗へようこそ!〜
ここではまだみんなが知らない バルカン地方(南東欧)の雑貨が簡単に手に入ります♪
みんなに自慢できる♪ うんちく話あれこれ


ブルガリアの地図とここで紹介する町

1.バラ好き必見!ブルガリアのバラについて
(カザンラク)
2.キリムってナニナニ?
(チプロフツィ)
3.陶芸の里「トロヤン」の話
(トロヤン)
 
1.バラ好き必見!ブルガリアのバラについて


ブルガリアのバラの歴史って?

バラ祭り
イメージ写真

でにブルガリアの先住民族であるトラキア人によって、ブルガリアの地には約12種類のバラが、育てられていました。イスラムのオスマン帝国の統治下において、ローズウォーターが生産され、使われるようになりました。それは、税として徴収されていたという歴史もあるそうです。 スペインにおいて書かれた961年の暦には、最初の蒸留方法を使ったローズオイルの生産の記録がみられます。歴史的には、13世紀ごろに中東欧にローズオイルが伝来したとされます。1270年に十字軍がシリアからフランスへ「ダマスク・ローズ」を持ち帰ったということです。 後にそのバラの発育に適した環境により「バラの谷」と呼ばれることになるバルカン地方に同種のバラがもたらされました。

1680年にドイツの研究家により書かれた「花文化の小史」では、ブルガリアは既に、世界のローズオイルの主要な産地であったと記されています。 20世紀のはじめにブルガリアの生産者たちは新しい方法でオイルを精製し始めました。容器に15Kgのバラの花と60Kgの湧き水を入れました。その年の降水量にも依りますが、大抵は1対4から1対5の割り合いに保たれました。容器は下に火がつけられ、約3時間蒸留作業が続きます。その後、再蒸留されることによって、1Kgの100%オイルを作るために3000Kgもの朝摘みされた花が必要だという程、洗練されることになります。

バラの香油を保存したり、輸送したりする際には「コンコウマ」と呼ばれる銅でできた特別な容器が使われました。ブルガリアの香油の商人たちは、このコンコウマ(50gから5Kg程の容量)を輸送に使っていました。保存時には、200Kg入る大きなものも使われていたそうです。注文により、その銅の容器をフエルト素材に巻いて、それを木の入れ物に入れて輸送していたそうです。

330年にも及ぶブルガリアのローズ生産は、人々の文化に大変影響を与えました。多くのクラフト(木工、ガラス製品等)や、壁画、編み物などの多くがバラをモチーフとされています。フォークソングの中にも度々、登場します。

ブルガリアのローズオイルの生産は、19世紀に小さな小屋から始められました。現在その ほとんどは、アメリカ・フランス・ドイツ・スイス・オーストリア・オランダ、そして日本 に輸出されています。同じバラの生産国のモロッコやトルコに比べて、より高品質でより高価なものを作り出しています。

 

ブルガリアのバラって、そんなにクオリティーが高いの?

ルガリアは実は世界有数のローズオイルの生産地で、特にバラの谷と呼ばれる町、カザンラクで採れる「カザンラシュカ・ローザ」は特別な種類です。今や世界中から絶賛される程ハイクオリティのバラ製品が作られるようになりました。 そのオイルは、とても高価なことから「金の液体」と呼ばれています。なんと、同じ重さの金の3倍もの値段となるそうです。1キロの100%ローズオイルを蒸留するには、約3000Kg(!)の花びらが必要だそうです。ということは、たった1グラムのオイルを作るのに、1300個以上ものバラの花が必要ということです。

ブルガリアは、花びらから芳香成分が発散されるのを最低限に抑える最高のロケーションと気候(穏やかな日差し)で、そのバラに適した気候と土壌は、バラの原産地チュニジアをもしのぐほどです。 つぼみが形成される2月には、適度な気温。そして、開花時期の5月6月には、高い湿度があり、その育成に最高の気候です。そして何よりも、この地域のブルガリアの農民の高い技術が比類ない品質のバラを生み出したのです。花は全て手で摘み取られ、収穫時期には2000人以上がその仕事に携わるという事です。毎年の収穫時期は、たった20日から25日間しかありません。3世紀以上にも渡って続けられたこの方法が、バラの性質を維持する最もよい方法なのです。



バラ祭り
バラの谷で行われる『バラ祭り』

バラの谷「カザンラク」について詳しく教えて!!

ラの谷」はブルガリアの中央に位置し、面積約780平方kmにおよびます。ブルガリア の中央を東西に貫くバルカン山脈とスレードゥナ・ゴラという2つの山に囲まれたその土地 は、広大なアロマローズの畑があることから18世紀からそう呼ばれるようになりました。 最高の気候と地元の人々の創意工夫によって、収穫時期の5月の終わりから6月の半ばまでに、この地を訪れる人々はバラの香りにつつま れる事でしょう。また、毎年6月初旬にはこの町のバラ畑で「バラ祭り」が行われ、世界各地からたくさんの観光客が訪れます。

また、カザンラクは日本の福山市(広島県)と姉妹都市関係を結んでおり、福山で毎年5月中旬に開かれるバラ祭りのときに、カザンラクのバラ祭りで選ばれた「バラの女王」がブルガリアから訪れ、参加します。

2.キリムってナニナニ (゜〇゜;)?????
キリムを作成中
朝日を浴びながら、キリムを作成中


そもそもどんなものなの?

バルカン半島に古くから伝わる手作りの織物です。丹念に織り込まれた鮮やかな柄が特徴的です。


どこで作られてるの?

ブルガリアのチプロフツィ・コテル セルビアのピロットが有名。 それぞれのキリムがオリジナルでユニークな柄をもっています。


作るのにどれくらいかかるの?

幅3m長さ4mのキリムを織りあげるのに約50日間(一日8,9時間)かかります。 とても高い技術が必要とされ、彼らは月に2〜3平方メートルを織ります。

 

色とりどりのキリム
色とりどりのキリム

どれぐらい長く使えるの?

キリムは両面使えるように織られ、典型的なものは片面で30年も使えるといいます。 1m四方に約1kgものウールが用いられ、とてもきつく、そして密度が濃く作られます。 ある家では90年間経った今なお、使い続けられているといいます。

どのくらい伝統があるの?

ブルガリアのキリム織りのクラフトは400年間もの伝統を持ち、何世代にも渡って受け継がれてきたものです。
厚さの標準は3.5から5mm。全てウールや自然のミネラル、染料など自然の材料から作られます。 羊から採られた羊毛とハーブ・花・葉・木の皮・水から作られた染料を使う等、環境にとても調和しています。 一般的にインテリアや、バスマット、敷物、玄関マットとして使われます。 チプロフツィでは17世紀に産業として確立し、デザインや材料、技術や過程などは発展し、洗練され、世界で最もすばらしいものとなりました。ロンドン・パリ・ブリュッセルなどにおいての博覧会で賞を受賞しています。

キリムの目を詰める道具
キリムの目を詰める道具
キリム体験記

私たちは実際にキリムを織っているところを見せてもらいました。
おばあちゃんやお母さんから作り方を教わったというお年寄りたちが、村のワークショップに集まりこつこつと織っていました。一本ずつ柄に合わせて横糸を通し、木でできた櫛のような道具で目を詰めていきます。時にはメジャーで長さを計りながら、3人ならんだおばあちゃんたちは真剣に、そして黙々と織り続けてます。

しばらく見ていると、突然 『あんたもやってみなさいな。』と声を掛けられました。早速、おばあちゃんが並んで座る横木に座ると、木の道具を持たされました。となりのおばあさんが通してくれた横糸をこの道具で下側に押し付けるのです。こわごわ押し付けていると 『もっと強く押すのよ。』と見本を見せてくれました。
木の道具は結構重く、それを勢いをつけて「どん、どん」と落とし、目を詰めていきます。この位やらないと、あれ程の濃い密度の織りものはできないのです。これだけきっちりと細かく織り込まれ、しっかりと時間をかけて作られたからこそ、バルカンのキリムは高品質なのです。

3.陶器の里「トロヤン」の話


トロヤンって、どんなところ?

ロヤンは130年以上の伝統を持ち、古くトラキア人の時代からの伝統を持つブルガリアの陶器の里です。
トロヤン地方に住んでいたトラキア人は、古代ギリシア時代から水差しをろくろによって作っていたそうです。そのなめらかな表面のおかげで、装飾をより多様化して施すことができました。そしてその後、ローマ人が上薬をもたらしました。オスマン帝国時代に手工芸の発展期があり、トロヤンの陶芸もさらなる発展を遂げます。トロヤンの典型的な模様もその時代に現れます。20世紀の20〜30年にもう1度クラフトの発展期があり、そこで多くの洗練された陶芸家が生み出されました。


現在この町には陶器を専門に学ぶ学校があり、若い人たちが日々訓練を重ねています。そして一流の職人になるためには、本当に長い年月を必要とします。ブルガリアの有能な陶器職人は皆、ここの陶芸高校で学んだ人たちだ、と言っても過言ではありません。


陶芸家の工房を訪れて
作業を撮らせてもらいました

トロヤンでは、どのように陶器が作られてるの?

統的に、陶器の業は家族の秘伝として、厳格にそれぞれの家族の中で受け継がれてきました。 一般的には男性が形を作り上げ、それに女性が絵付けをします。その絵付けの技術はとても高い技術で、一見の価値があります。女性の足によって廻るろくろの上で、その複雑な模様がみるみるうちに描かれてゆくその職人技は、見事というしかありません。当然、全てが手作りということで、全く同じものは二度とできません。あなたの手に取ったお皿や、灰皿はすべてが世界に一つなのです。


トロヤン特有の柄ってあるの?

「トロヤンスカ・カプカ(トロヤンの雫)」というのが、この地方の最もポピュラーで典型的な柄です。このエキゾチックで複雑な柄は、孔雀や蝶の模様に例えられることもあります。

ろくろの上で絵付け中のお皿です。 右上にあるスポイトで絵の具をたらし、 櫛のようなもので模様を施してゆきます
「トロヤンスカ・カプカ(トロヤンの雫)」
鮮やかな柄が描かれていくところです。職人技にほれぼれ。

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